大阪出張のついでに京都に行ってきた。嵐山の紅葉はあとひといきって感じ。でも渡月橋からどんどん上流に歩くと人ごみとは無縁の静寂を楽しめる。天龍寺のお庭は見頃。

　大好きな仁和寺、そして広隆寺の国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」に会いに行ってきました。誰でも知っている仏像NO.1だと思いますが、ああ、もう素晴らしいの一言。柔和なラインでありながら漂う緊張感。お顔の魅力がクローズアップして語られることが殆どですが、私はあのなだらかな肩から指先までの美しさに魅かれます。
　
　京都の寺社仏閣、仏像。中学の修学旅行を振り出しに何度か拝観していますが、自分が年を重ねるごとに深い感銘を受けます。好みも明確になってきました。若い頃には眠っていた感受性というものもあるのだなあと実感。

　あ、大阪でインディアンカレー食べてくるの忘れてた・・・。

ダブリンの鐘つきカビ人間
ル・テアトル銀座　19時開演　7列下手寄り

片桐仁　　：カビ人間
中越典子　：おさえ
橋本さとし：戦士
山内圭哉　：神父
中山祐一朗：侍従長
及川健　　：天使
八十田勇一：目玉
田尻茂一　：とまり木
トロイ　　：坊主
山中崇　　：柿男
平田敦子　：膝小僧
土屋アンナ：真奈美
姜　暢雄　：聡
後藤ひろひと：王
池田成志　　：市長（老人）
若松武史　　：ジジイ

　大王ファンタジーの再演（初演は未見）おもしろ悲しくあたたかく、安心して観ていられるけど、そろそろ定番ギャグの数々にも飽きてきたかもしれない・・・なんだか「まったり」としてしまう。演出もやや散漫。
　
　若松さんさすがの貫禄。実は静かで厚み・凄みのある芝居しか観たことなかったので、コミカルタッチなキャラにしばし呆然。大好きな役者さんですが、さらに愛が深まりました。いやあ、上手い、上手すぎる・・・。

　橋本さとしさん、カッコイイだけにこの手のバカ正直キャラが映えますね。

　土屋アンナちゃん、大健闘。「ガマザリ」で例のモデルあがりの底辺を観た経験があまりに尾をひいていて、正直今回もかなり不安でした・・・いやあ、思い返しても「ガマザリ」は衝撃だったなあ。衝撃度でいえば元彌のロミオといい勝負。

　あ、元彌といえばハッスル参戦ですが、完全に「狂言もできる色ものタレント」となってしまったのですね・・・・まだまだ若いんだから素直に謝って能楽協会に復帰すればよいものを・・・父君は泣いているでしょうに。勿体無いことです。

猫のホテル「ウソツキー」
ザ・スズナリ　19：30開演　C列10番

　場内超満員。女子多め。

　かの伝説のバンド「はっぴいえんど」がモチーフ。悩める作詞家・池鉄さんが「松本隆」で、中村まことさんが「細野さん」かな。ベースだったから細野さんなんだろうけど、むしろ「多趣味で凝り性」で良くも悪くも偏った感じが師匠・大瀧詠一的か。
　「はっぴいえんど」について全く知識のない世代の子にも勿論楽しめるつくりだけど、あの時代感を共有できたほうがより楽しめる。

　客演・久ヶ沢徹・・・ややコンパクトで勿体無い感じ。でも集団のなかのちょっとした「雑音」や「違和感」をうまく体現。

　キャラ芝居・役者芝居を堪能。加えて、底辺を流れる人間のおもしろかなしさ。2時間飽きさせないオトナの劇団。

　いやあ、みんな声がいいです。

　・・・これは死語だと思ってましたが、案外そうでもなかった。まとまってそんな話が舞い込んで、予想外の人事のやり繰りの渦中におります。ああ、悩ましい。

　しかも多いのね、この「コトブキ」ってのが。この不景気に。

　ちなみに「腰掛け」という言葉は完全に死語だそうな。実際うちの若いもん達は知らなかった。「コトブキ」とほぼ同意なのに、何故だ？単に語彙が貧しいだけなのか？

　ま、他人の人生の選択にとやかくは言えないけど、人生の先輩として一言言うなら、経済的自立こそ全て。つくづく自分が仕事を持っていてよかったと思う。
　でなきゃ離婚しないもん。お金が作れないってだけで、くさった人生を歩くのなんかまっぴら。（自分の場合、仮に仕事してなくてもきっと離婚したと思うけど）人生の軌道修正を可能にするのは、社会的自立・経済的自立以外に有り得ない。
　
　つーか、働けよ。

「天保12年のシェイクスピア」
シアターコクーン　18：30開演　H列21番　前方下手端

　「新感線版」から「蜷川版」へ。ニナガワバージョンのために井上ひさし御大も書き直しをしたそうな。これで面白くなかったら暴れます！というキャストが揃い踏み。蜷川+井上なんて、とにかく贅沢です。

　休憩20分入れて4時間以上の舞台。完全にお祭りです。これは。

　どっちがすきか？と問われたら、間違いなく「新感線版」の猥雑さのほうが好みですが、あのギラギラした唐沢版三世次の魅力も捨てがたい。欲を言えばもっと悪くあって欲しかったか。その醜さと悪さのギャップに引き込まれた上川版の印象が強いけど、でもまた違うあやうさが素晴らしい。

　夏木マリさん、素晴らしい・・・自分を自在に操れるということの凄さ。声の説得力。

　蜷川セルフパロディには爆笑。特に藤原君のハムレット。最高です。役者の組み合わせも絶妙の面白さ。

　

　パンフ買った後には財布に70円しかなかった・・・とほほ。

　

　

　社員旅行で函館へ。函館・・・初めてです。こじんまりした、でも港街らしく垢抜けた印象の街。

　朝7時前のフライトなので、みんな寝不足な感じでスタート。
大沼公園から市内へ戻って、トラピスチヌ修道院・五稜郭・函館山と定番をこなしつつ、バス移動の間のお楽しみは、今年も恒例若手のビデオ作品上映。年々レベルがあがる・・・DVD版欲しい。

　翌日は朝市へ。

　・・・完璧に観光客向け。うーん、安いかもしれないけど、どうかなあ・・・これだけネットが発達しておとり寄せが充実しているとあまり魅力を感じない。
　おすすめされた「味の一番」というラーメン屋兼海鮮屋に入店。ミニ丼の三色丼（イカ・ウニ・イクラ）を頂く。近所のサラリーマンは皆ラーメンをご注文。確かにあっさりしている感じで美味しそう。肝心の三色丼は、味噌汁付きで900円・・・ごく普通に美味しいけど、かといって絶賛するほどでもない。何故ならごはんがおいしくない。べったりとしたやわらかめの炊き上がり。海鮮にあわせるならきりっとした炊き上がりが好きなので、残念。ちなみにこれが750円だったら感動しますが。

　観光客しか来ないこんな場所で、安いのには絶対訳があるに決まってる。それは配送の間違いも少なくないからご注意を・・・という添乗員さんとバスガイドさんの話にもチラリとうかがえる。

　プレゼントのメガネ、出来ました。またもや雨のなか渋谷のお店まで取りに行く。
　
　新しいメガネって、うれしい違和感がある。散々迷って選んでるのに、いざ出来上がってみると本当に似合ってるのかも不安になったりね。

　髪型変えたくなったり、メイクやアクセサリーもメガネにあわせたい。わくわくする。

　

　お誕生日。雨男と丸ビルへ・・・勿論雨です。ここまで来るとこの降らせっぷりは神業に近い。去年のニューヨーク・グリルが思い出されます。
　コンランショップをのぞいたりしながら上へ昇る。

　Hiroは私のリクエストで連れて来てもらいました。一緒に美味しいものを楽しい空間で食べたかったので。いかにもイベントっぽいでしょ、ここって。雨男のお誕生日に選んだオザミのお隣っていうのも、ちょっといい感じだし。

　しかしサービスのレベルで印象がこうも違うのかあ、という感じ。活気ある雰囲気も好きだし、工夫されたお皿への満足度も高いんだけど・・・今回は、なんというか、「もう一息」でした。

　Ricosのあの「ホロホロ鳥の白レバー」の余韻を引きずりすぎなのかも。ああ、あれは本当に美味しかったのです。サービスも文句なしだったし。

　とはいえ、「お誕生日らしい店」での食事はとても楽しい。ハレの日を堪能。感謝です。

　雨男に誕生日プレゼントに眼鏡を買ってもらうことに決めて、仕事帰りに渋谷の「GLOBE　SPECS」に行く。大好きなこの眼鏡屋さん、おすすめです。自分ひとりで悩んでたら絶対見つけられないし、決められないフレームを選んでくれます。メガネフェチにはたまりません。好みや用途をリクエストして、いくつかおすすめを見立ててもらって、そこから絞るのが正解。

　今使っているのもここで買ったんだけど、セルフレームでやや個性的なデザインだから、今度はもっと顔なじみのいいものにしようかな〜と思いつつも、最後は雨男のチョイスに従ってまたセルになってしまいました。しかもワインレッド基調・・・出来あがりが楽しみです。ありがとう。

　で、検眼とか結構時間を使ってしまって、晩ご飯どうしようということになって選んだのがこちら、恵比寿「Ricos KITCHEN」。迷わず渋谷脱出。
　本当は別の新店を探しながら歩いたんだけど、見つからず結局おうちから近いここになりました。

　行きたいなと思いつつ、近いからいつでも行けるという油断で初めての訪問。

　適当にカジュアルな感じといい、フレンドリーなサービスといい、店の狭さといい（狭い店好きなんです）、もっと早く来ればよかった・・・・。
　ホロホロ鳥の白レバーが「かりっふわっ」で最高でした。おすすめのオマールのリゾットも文句なしです。全体に輪郭のしっかりとした味付けが自分好み。ワインにぴたりと寄り添う感じ。実はアメリカ料理好きなのか？自分。カーディナスもそうだし・・・ううむ。

　比較するのもどうかと思うけど、シェア前提なのに取り分けてサービスしてくれないニューヨークグリルよりいいかも。フツー取り分けるよな〜ぶつぶつ。値段は全然安いし。リーズナブルなワインも豊富。リストにないワインもお願いして、二人で2万ちょい。（ちなみなワインは8Kくらいかな）デイリーな食堂にするには私にはまだまだお高いけど、ちょっと嬉しいことがあったらここで楽しく食事するのには最適。

　まるで今日が誕生日みたいな一日でございました。感謝。

　で、誕生日本番に続く・・・。

　「メガネ男子」なる本が出たそうな。実物はまだ手にしていないんだけれども、筋金入りのメガネフェチな自分としては非常に気になります。次の休みにはまず本屋だな。メガネの似合う男子が120人・・・ああ、うっとり・・・癒されたいわ。

　　

　

「敦−山月記・名人伝−」
世田谷パブリックシアター　14時開演　I列4番

　まるで漆を思わせる舞台。その繊細な漆黒と、ダイナミックな舞台機構。

　「山月記」は中島敦の文体をそのまま立体化した印象。李徴は詩人の道を究められず虎となってしまう男。万作師は、自嘲癖のある李徴にかなり枯れた味わいでアプローチ。李徴は野心と己の才能に溺れる若者のイメージだったのだけど、これもありかな。

　物語は敦をコロス仕立てにして進行。「あっち側とこっち側」という舞台使い、照明アイディア、そして兎を喰らう虎の、ドライな演出などなど・・・かなりニナガワ風味。影響受けてるんでしょうかね、萬斎さん。

　「名人伝」は「有り得ない」修行の結果、射の極意を得る紀昌の物語。思いを遂げられない「山月記」の李徴とは対象的な存在。
　こちらは軽やかな演出。ちょっと軽すぎるか。でも十分楽しめましたが。
　
　この二編を通して「人間とは何なのか」ということに焦点を当てすぎて、妙に余白のない印象になったのが残念。

　萬斎さん含む4人のコロスは敦スタイル。「背広」での所作が妙にかっこ悪いのは仕方ないか・・・。皆さん重心が低いからお尻が下がってしまうのですね。下半身が鈍重に見えます。病弱で夭逝した敦の印象とは大きく距離がある感じ。しかも揃いも揃ってそれですからね・・・。
　衣装さんにはそこをフォローするもう一工夫が欲しかった。（特に紀昌の衣装。個人的に好きじゃない。）。あの装置、役者に相応しい衣装だったらもっと好印象だったと思う・・・勿体無い。そもそも作品中の時代背景に縛られすぎているのでは。
　衣装でここまでマイナスに思うことはめずらしいので突っ込んで書いてみました。
　
　それにしても月崎さん、とてもよかった。狂言ではたかのんみたいな華には欠けるかもしれないけど、この舞台では最も安定感あり。　

　選挙、自民の圧勝。これで選挙民を裏切ったら・・・もう知らんがな。

　さて、雨男とおうちごはん。熟成5日目の塩豚（バラ）を油を切りながらこんがり焼いて、野菜で巻いて食す。豚の旨みが増して美味ナリ。
　
　ただ塩をして待つだけでこんなに味わいが深くなるんだから、塩豚は素晴らしい。

　ところで、恵比寿にあの「海南鶏飯食堂」が支店を出したそうな。六本木のお店はホリエモン（落選残念！でも当然か）御用達でつとに有名。あ〜シンガポールにもこの一年行ってないな〜そろそろ行きたいな〜。チキンライス食べたいなあ。勿論このお店にも行ったみたいけど・・・・。
　
　いかしチキンライスに900円は・・・高い！！ホッカーの3〜4倍かあ・・・マンダリンのチャターボックス級。あそこは量が多いしスープも野菜もたっぷり。しかもホテルのカフェだから比較にならないかな。うーん。

　そういえば某ブログで、海南鶏飯は「数種類のタレ」と「チキン」を全部混ぜ込んで食べるのが当然！（しかもそれが本場の食べ方という感じの表現）というのがあってかなり驚く。そんな食べ方のヒトはシンガポールで見たことないです・・・・見かけたら絶対真似してると思う。そもそもチキンライスがワンプレートで出てくること自体が少ないなあ。でもちょっとやってみたい。でも日本じゃ勿体無くてできない。

　私もチゲみたく、こっそりライスをスープに浸して食べてみたりするし。

　なにしろ、どうやったらもっと美味しいか、って追求は大事。

　夕方の雨はすごかった。会社がある10階の窓はほとんど「滝」でした。勿論視界は限りなくゼロ。

　で、今日は目黒のさんま祭り。やっぱりものすごい人出だったらしい。しかし、中目黒在勤のうちの会社の若者女子達は「目黒」と「さんま」がなぜ結びつくのか全く知らないのでした・・・やっぱ落語になんか興味ないっすよね、とほほ。

　

テレビを処分する前から、一年くらい全くテレビは観なかった。で、休日は勿論J-waveを朝から流しっぱなし。

　テレビなんか観なくたって全然OKです。実際、会社でもドラマネタとか全然出なくなったし。話題にひっかかるお笑いネタは動画がいくらでもネットに転がっているから問題ない。むしろネットがトレンドセッター。（反韓流だって、電車男だってマイアヒフラッシュだってそうでしょう・・・テレビその他のメディアの遅れていることといったら。）

　で、この数日、J-waveでは小泉サンのスポットが流れてる。これがなかなかいい感じなんです。争点をかなりわかり易く（しかもかなり攻撃的）に提示しているのが好感。

　その後に慌てて（？）民主もCM流してるけど、インパクトないし、本気度が低い感じ。争点をあいまいにしようという狙いがいやらしい。訴求力なし。小泉サンの迫力のコメントとはレベルが違います。ラジオは声が命。声だけに頼るプレゼンという意味では明らかに小泉サン勝ち。

　そうでなくても今回ばかりは小泉さんの勝負に乗りたいです。

特定郵便局長は『国家公務員』であるにもかかわらず、なんと『世襲制』。ひ〜・・・！あり得ない。

　実際、うちの会社でかなりデキル社員だったヒトも、ド田舎の実家に帰って特定郵便局長になりましたよ。世襲の運命か？
　社内での評価も高く、実績もあってかなりの高収入だったはずですが、ご長男であったし、それ以上にオイシイ仕事だったんでしょうね・・・郵便局長。
　うちの会社辞めてからしばらくは「年賀状買って〜」みたいなお願い事をされていました。あの人がそんなことを・・・と思ってかなり情けなく感じたことが思い出されます。そのあたりから激しく疑問に思っていたのです・・・この組織。
　
　乗ったからには勝ちたい。難しいことはともかく、他の政治家との大きな違いは、明らかに政治人生全てを賭けてること。その心意気、乗った乗った！！

　

　なんでこれをわざわざ観に行くか、といいますと、小劇場ファンにはたまらん配役なもので・・・。ああ、なんで言い訳しなきゃならんのだ！でもそういう気持ちにさせるフジテレビジョン、あなおそろし。
　「踊る」シリーズ、大好きなのよ。でも「交渉人・・・」は、観てないです。あの東北大卒の室井さんにスポット、しかも暗いタッチというからには観にいかなくては。

　Yahooでの評価はかなりヒドイ状況。映画も芝居も、足を運んだものはそれなりに楽しむ自分としては、どこでそう見切っているのかちょいと疑問。一応目を通すあのレビューの大半は全く参考にならないし。お前ら笑えりゃそれでいいのかよ、って感じなんだよねえ・・・。笑うことだけが娯楽じゃないと思うのですが。

　それはさておき。

　いやあ、何がよかったって、柄本明さんの芝居がすごい。特に後半の見せ場はたまりません。台詞は殆どないのに、あの存在感！
　松永さん、いいですねえ、あの能面メイク。声がいいから余計にイヤミな感じで素敵！八嶋さんは勿論、灰島事務所の面子はみんないいです。とてもむかむかする。

　筋立ては確かに「・・・なんじゃそりゃ」。でもスピンオフ企画としてはかなりいいんじゃないでしょうか。室井の過去の告白にはうっかり泣いた。←何でも泣くからなあ・・・・自分。

　確かに青島にちょっとでも出演して「・・・何をやってるんだ！室井さんはあ！」って言って欲しかったけど、そこを許すとこの世界は崩壊する。

　それから、えーっと、検分しながら室井の出発時間を気にする沖田管理官・・・それはどうなんでしょうか。
　
　エンドロールで伊達さんのクレジットがあったけど、劇中で全然気づかなかった・・・ああ、不覚。
　
　
　

　

　蕪、じゃなくて株。当初資金はぶっちゃけ20万。最初は10万と思っていたのね、世の中には「3万から始める株」みたいなノウハウ本も出回っているし、最初に買うならスタバ、みたいなね。まあ、さすがにそれは実践してませんけど。ああ、結構手軽なのね・・・と思っていましたが・・・全然違う。

　そもそもねえ、株は資本ありきの世界だと思うのですよ。初心者が資本3万円から定期預金並みの利益を出そうと思ったら結構ギャンブルに近いでしょう。3万の資本で取引手数料片道525円を含んだ利益を出すとしたらかなりキビシイと感じるんですけど・・・なんでああいう「儲け本」が受けるのかねえ。不思議。

そもそも自分の「時間」を「時給」に換算したら、この研究に費やしている時間は結構高くついているという事実。勿論当然に減っていくとは思うけど。

　勉強代としては最低10万・・・うーん、いろいろ考えたらまともな投資としては20万は最低必要だと実感するのですが。証券業界は好調ですが、なんだか裾野を広げようとする作為を感じます。3万ならお手軽ね！と思ってたらあっという間に30万投資してた・・・・という。

　でも、いっぱしの社会人と思って生きて来たけど、株に投資すると世の中の見方も変わる。いい勉強になっているのは間違いないのです。数千円のお金ににもきびしくなっている今日この頃。芝居の見る目もややキビしめです。

　しかし、何事にも愛しすぎちゃう性格からしても、この投資はひょっとして向いてないのか？自分。

　でもでも、実は、私にとって現状で最も効果的な資産運用は株でも貯蓄でもなく、住宅ローンの繰り上げ返済なのね・・・とほほ。

　夏休み後半は台風到来。ほんと、なんなんでしょう。大人しく日本にいるとろくなことはないのでしょうか・・・・とほほ。
　とにかくおうちでまったり。台風来るらしいとわかった昨日の夜からあれこれ買い込んでパスタの試作に没頭。勿論三食パスタ。オイルベースをコンスタントに美味しく出来るようになりたい。これが目下の目標。シンプルなものほど難しいのです。やっぱりポイントは「タイミングのよい乳化」と「素材のよさ」かなあと実感。

　パスタは手軽だから雨男との「おうちゴハン」にもよく登場するけど、そのときはホステスであることを完全に忘れて、うれしすぎて酔っ払いながらのサービスなので手元は完全に狂っている・・・深く反省。彼と一緒に食べるとちょっとのブレも自分で許せたりするから怖い。もっと美味しいものを食べたい、そして食べてもらいたいという気持ちを忘れないことだな、と思う。

　そんなわけで、ついに「ゲランドの塩」を買ってしまった・・・・ああ、これは不可侵な領域だったんですけど。藻塩だったり、こんな超ブランド塩を買うっていうのは自分の実力不足を露呈するようでねえ。躊躇してたんですが。ま、夏休み企画のプチ贅沢です。

　さて、今年の夏はスパークリングワインにはまりました。いろんなの飲んだな〜・・・。シャンパーニュじゃなくて、あくまでもスパークリングワインてところがみそです。散々飲んだその結果、私のベストスパークリングワインはスペインの「モンサラ・カヴァ・ブリュット」です。なにしろたったの1050円なのにこのクオリティ！辛口ならこれで決まりです。食事しながら楽しく飲み続けられる泡物として秀逸。勿論お風呂上りにもすっきり爽やかでおすすめ。
　うっかり1500円台のスパークリングワインを選ぶなら、絶対こっち。数百円高いほう美味しいかも、という呪縛は誰しもが経験するところだと思いますが、これはCPかなり高いと思う。デイリーで楽しむなら絶対買いです。ラベルデザインも素敵。

　今年の夏休み、これにて終了。あ・・・芝居観てないぞ。

　何を、って、前にもらった婚約指輪です。リングごと下取りしてもらうという手もあるんだけど、二束三文になるし、石には罪はないからな〜と思ってペンダントヘッドにリフォーム。

　昨日ホテルをチェックアウトしてその足で銀座のアクセサリーリフォームのお店に向かう。プラチナ部分は下取り、チェーンその他の費用との相殺。思いの他お得なお値段で生まれ変わることになりました。

　母親からは「エンゲージリングまだあるんなら、とっととリフォームにだしなさい！」と言われていたのに、離婚して数年、完全にほったらかしにしていたのでした。写真とかはきれいさっぱり整理したし、結婚生活の余韻なんてこれっぽっちもないんだけど、これだけはなんとなく手放せず。単純に気に入ってたからなんだけど。

　なんだかようやく宿題を終えたみたいな気持ち。晴れやかに前進できそうな気分。
　

　夏休み・・・ですが、遠出する気分にならず、都内でまったりと過ごすことに。開業2周年記念のプランをホテルに直接予約。ダブルが17500円とお得。雨男におつきあい願う。
　
　接客も雰囲気も「高級ビジネスホテル」。勿論その位置づけで正解なんだろうけど、そのせいかインテリアがなんだか微妙な味付け。もっとシンプルでもいいのだけど。ライティングプランはデザインが全く好みではない。
　開業2年しか経ってないのに、既に全体にへたった感じが否めない。なんでだろう。
　でもシモンズのベッドの寝心地は最高です。個人的にはウェスティンのヘブンリーベッドよりも好き。

　で、チェックインして早速MANDARA・SPAのハイドロバスに。2時間くらいのんびりと過ごす。ビジター料金だと躊躇するけど、ホテルゲストなら2500円也。

　夕ゴハンの時間に仕事帰りの雨男と合流。食事に関しては特筆することないから省略。

夏休み第一弾の三連休中。時間を気にせず、どこにも出かけないのをいいことに好きなワイン買って昼間からじわじわ酔っ払い。食べたいものをちょっと素材に贅沢して作る。至福。

森さんが解散回避の会談に小泉さんちに出向いたときに缶ビールとともにつまみとして供されたという「干からびたチーズ」。これが実は熟成の進んだミモレットだったという記事を読む。

　皮肉たっぷりのもてなしなのか、ホントに公邸に「それしかなかった」（小泉さん談）なのか、いずれにしても興味深い。皮肉にしては出来すぎな感じだし、首相公邸であの森さん相手に缶ビールとミモレットで国の行く末を案じる会談がなされるっていうのも出来すぎ。どちらにしても、小泉さんのバランス感覚の面白さがでてると思う。

　ミモレット、あの食感も案外ビールにあうと思うんですけど・・・森サン。