ベーコンエピ

2006年7月3日
 ガーデンプレイスのロブションブティック。美味しいパンが食べたいなあと思うときに、手軽に立ち寄れるのがいいのです。ケーキも美味しい。特にオペラとモンブランがお気に入り。

 ちょっと邪道かもしれませんが、「ベーコンエピ」にはまってます。薄切りベーコンと粒マスタード入り。焼きたてに遭遇すると最高に幸せです。競争率高いから帰るときには残ってないことが殆ど。
 今日は残り2本だった焼きたてをゲット。大事に持って帰りました。これとスチームした野菜とワインで立派なごはんのできあがり。

 パンも麺も大好き。でも悲しいときは、ぴかぴかした炊き立ての白いごはんに、ノリタマをかけてがつがつ食べるに限る。この微妙にジャンクな感じが切なさをあおってイイ感じなんですねえ。高級明太子とかじゃ盛り上がらないのです。

しかし悲しくてもごはんはしっかり頂けるというのは、得な性格なのでしょうか・・・・果たして?

 

SOLD

2006年7月2日
 こんなときは自分に投資するに限る。世の中SOLDだしね。

 欲しかったけどお値段も素敵過ぎて全く手がでなかったポール・スチュアートのシフォンのスカート、買いました。バーゲンなのに3万です、3万!ふがふが!(鼻息かなり荒い)

 マジソン街のお店ごと欲しい。

 

とうもろこし

2006年7月1日
 すっかりキッチンの主役となりました「ストウブ」。昨日作った肉じゃがも美味しくできました。シンプルな料理こそ、このお鍋の力量が明らかになります。

 さて、今日の晩ご飯は「肉じゃがオムレツ」(←煮返してぐずぐずになって味がしみしみになった肉じゃがでつくるのが美味)だあ!!と、鼻息荒く、ビールを買いにスーパーに行ったら、「今朝収穫!」というむっちりしたとうもろこしが。迷わず購入。

 茹でっぱなしに美味しい塩をふっていただきます。

 ん〜幸せ。みずみずしくて、甘くて。でもさくっとしててきっちり野菜の味。

 夏ですね〜!

キャンセル待ち

2006年6月29日
 「世の中に嫌気がさしたらヒースロー空港の到着ゲートへ。」

 かなりそういう気分だけど、まだまだ。死にそうに悲しくなったらヒースローにすっとんで行こう。

 それはさておき、そろそろ恋しくなってきましたシンガポール。7月に休みを取って・・・とエアの手配。

 ところが希望の便はキャンセル待ち。さっきSQから往路は予約可能になった旨のメールが来たけど、復路はまだリスト上。

 待ってばっかりの今日この頃。

 つか、そもそもあたしの人生キャンセル待ちじゃん。

(山田くん、座布団3枚!)

暑い

2006年6月28日
 暑い!梅雨なのに。もっと雨がじゃんじゃん降って欲しいのに。

 ばっさり髪を切る。と、言っても、そもそも3ヶ月ぶりのサロン。さらに眼鏡を新調しようと渋谷に出かけるも、あまりの暑さにとっとと恵比寿に引き返す。

 999.9の新作のフレームがすごくいいので、試着だけでもと思いつつも、あまりにうっとうしい渋谷の空気にめげる。どんどん安っぽくなるなあ、あの街は。ま、自分が老けているだけなのだとはわかってますが。ああ、銀座に行けばよかった・・・。

 お休みの日にはぐうぐう寝て、好きな本を好きなだけ読んで、今日みたいに髪を切ったり。ワインを買って、好きなようにごはんを作って、そうして生まれ変わる。

 あと2日頑張って、7月からは新しくなった自分を、改めていちから好きになろう。

LOVE ACTUALLY

2006年6月27日
 3月に亡くなった友人に貸していたDVD。一本は「オペラ座の怪人」そしてこの「ラブ・アクチュアリー」。葬儀の時にご主人から手渡されてからもう3ヶ月。

 本当に配慮のない友人です、自分は。

 愛にあふれた、幸福と希望で一杯のこの映画。あの時はよかれと思って手渡しました。

 今思えば、目前に死がクリアーに見えていただろう彼女にとって、こんなに苦しい映画はないでしょう。
  
 そして見返して、気づいた。不治の病で死期を悟った妻が夫に葬儀の指示をしていたという小さなエピソードが出てきます。自分の大好きだったベイシティ・ローラーズを葬儀に流すシーン。

 彼女の葬儀でも、昔から好きだった曲が途切れることなく流れていました。

 相手がどう思うかという想像力の完璧な欠如。

 きっと私は、彼女を思いやる振りしかできていなかった。その痛みや不安をもっともっと考え尽くしてあげていたか。

 ごめんよ。

 
 

 
 音信不通なのでした。

 誰ぞ骨を拾ってくれい。
 と、彼が思っているか確かめたことはないけど。少なくともこの2年以上、私はこっそりそう思っている。

 そんな発想は、10年前に結婚した時にはてんでなかった。結婚したらみんなそれなりに幸せになるもんだと思ってた(←馬鹿)

 違うのな。

 結婚しても幸せじゃないことなんか沢山ある。今はよくワカル。そして恋はいつまでも続かないこともよく知っている。
 一番強烈な絆はあらゆる「法律」だということもよく知っている。世の中うまくできてる。

 でも、どんな形でも、死ぬまで一緒に生きたいと思える出会いは、これからそう沢山はないだろう。

 我ながら誇りに思う。

 死ぬまで一緒に生きてみたい。

お箸

2006年6月18日
 大皿で取り箸のないとき、どうします?

 宴会で女子が取り分け担当になることがよくありますが、(本人が「見せ場」だと思って喜んでやってることが多いかもしれん)その時にお箸をひっくり返して使う人、多い多い。

 お箸はそういう機能を持ってないと思うのですが・・・正しくはどうなんでしょうかね。
 箸先もできるだけ汚さず使うのが基本。だいたいお箸をひっくり返して使うと、お箸も手も汚れるし・・・。あ、それにもともと手が触れている方で取り分けるのって、どうよ。「気をつかった振り」って、なんだか見苦しくないでしょうか。

 私としてはフォークの背中にゴハンを乗せるのと同じくらい恥ずかしいんですが・・・(イマドキいないか)
 お箸でお皿引き寄せる人も多いなあ。なぜか男性に目立つ。おうちの躾がでますねえ・・・・注意しましょうよ、お父さん・お母さん。(お父さんお母さんがやってる可能性大)
 
 ワインを注がれるときグラスを手に持つ人も少なくない。お前それ「宴会ビール」か、と。まあ、これはお箸のマナーに比べれば歴史が浅いから仕方ないのかもしれません。でも恥ずかしい度はかなり高い。

 食事のマナーって社会に出て知ることもすごく多い。しかもこの手のことって家族以外なかなか指摘しにくい。不幸なことだなあ・・・一生直んないまま「あらあら」って思われ続けるわけだ。気をつけよう。

 ・・・取り箸の話でした。

 本来はその料理を食べたい人が、食べたい分だけ自分で取ればいいんです。

 さて、私がどうしても「宴会時お取り分け役」をしなきゃいかん場面ではどうするか・・・。
 「私のお箸でいいですか」とかテキトウなことをもごもご言いつつ、問答無用で自分のお箸で取り分けます。

 イヤなら食うな。

 ともかく、お箸は逆さに使っちゃいかん!と思うのですが、果たして?
 ストウブでごはんを炊きました。これで2回目。

 18センチのピコココットだと2合が上手に炊けます。水加減はお米と同量。中強火で沸騰させたら弱火で13〜15分位。15分ほど蒸らします。「ル・クルーゼ」で皆さん推奨されている時間より、すこし時間をかけています。なんとなくまだ熱のまわり方がつかめていないせいもありますが、じーっとコンロの前で観察してると、「まだだああ!」と言われている気がするので。
 鍋の機能から想像すると、蒸らしでクロスをかませておくのがベストじゃないかと思うのですが、どうなんだろう。今度やってみます。ごはんはつやつや・ふっくら、でもさっぱりとした炊き上り。

 「かまどさん」のごはんはお米の甘さや粘りが引き出されています。どちらも甲乙つけがたいですが、「ストウブ」は短時間で炊き上がるのがいいですね。
 銀しゃりは「かまどさん」、おしょうゆやオイルなどなどの調味料の入るごはんは「ストウブ」と使い分けようかと思ってます。

 ちなみに「かまどさん」、完全に乾燥させるのに結構時間かかりますね。蓋・中蓋・本体を洗って拭いて、それぞれ半日置いてから、蓋をして半日・・・(いずれもキッチンのカウンターのうえで)まだ中蓋がしっとり汗をかいてました。うーん、これからの季節は要注意かな。

ポット・ロースト

2006年6月16日
 一昨年の雨男のお誕生日のお祝いには「パークハイアット東京」にお泊りしました。(今思えば夕暮れのニューヨークバーにも行ったし、食事はルームサービスだし・・・・なんか豪華じゃん!!)
 朝食は一緒に過ごせなかったから、私だけランチにスライド。その時選んだのがジランドールでの「ポット・ロースト」です。

 要するにお鍋で蒸し焼きにしたお肉。ひとりごはんだけど、あれは美味しかったなあ。その後仕事じゃなきゃ最高でしたが。

 それからもうすぐ2年たちます。新しい仲間の「ストウブ」がおうちにやってきて、使い込んでいる最中。ただお湯を沸かしてみたりもします。野菜をゆでてみたり、ごはんを炊いてみたり、お鍋の声に耳を傾ける日々。今日はポット・ロースト。ストウブの本領発揮。

 2晩寝かせた塩豚(肩ロースのかたまり)を一旦ざっと洗って、水気を拭いて、バターでしっかり焼き色を付けます。せこせこいじらないでガマンするのがコツ。
 で、薄切り玉ねぎ・乱切りニンジンを鍋の隙間で炒めて、ばりばりちぎったキャベツを鍋一杯に投入。白ワインを振って、弱火で30分。以上。なんてシンプルな。

 黒胡椒をひいて、粒マスタードを添えて、美味しいパンとワインで幸せな夕食。これはハーブとかあれこれ手を加えないほうがよさそう。
 ん〜美味美味。道具を上手く使いこなせてくるとかなりウレシイですね。

 「ポット・ロースト」は私にはちょっと甘くて苦い思い出の料理ですが、やっと克服できたのかもしれません。

 でもさ、なんとまあパークハイアット東京の披露宴で食中毒だと・・・・そこいらの結婚式場じゃないんだから、夢を壊さないで欲しいなあ。オーダーメイドの披露宴で高級感をあおっていたはずのなのにね・・・好きなホテルだけに、これはほんとに残念。
 本屋をぷらぷら。

 「ひとりごはん」だの、「帰ってからつくる」だのの料理本の氾濫にため息をつきつつも、それなりに気になるので「立ち読み」に余念のない自分。(料理本大好きだけど、こういうのは絶対買わない。)

 そんななか見つけた「19時から作るごはん」というスタイリッシュな一冊。そもそも忙しい人のための、というコンセプトには辟易していますが、これはタイトルに敵意すら感じます。

 そもそも忙しい人は「19時」からごはんはつくれないっつーの。くたくたになって買い物して帰ってきたら「19時」って、すごい恵まれてませんか、それ。超余裕。

 たとえ住まいがワンルームで、一口コンロでも、です。

 通勤時間徒歩20分の自分がそう思うんだから、このむかむかした感覚は平均的なもんだと思いますが、どうでしょ。

 いや、もちつけもちつけ、自分。

 仮に19時に帰ってこれたとして、小一時間で夕食の準備。さあ、夕食を共にする彼は何時に帰ってきますか?

 毎日20時に帰ってくるダンナ、もしくは部屋に居ついている彼氏・・・公務員かよ。失礼、公務員でも忙しい人は忙しいのです。そんなのありえないだろ〜。ワーカーホリックだろうが働き方を考え直すだの、それもそうだけど、ともかく私の生きる世界ではあり得ん。

 と、ここまで書いて思いました。きっと「かもめ食堂」のサチエさんならこうは言わないのでしょうね。ちょっと反省。

 いやいや、でも言わせてもらいます。そもそもイマドキ、シングル向けワンルームで一口コンロの物件なんて人が入らんのです。根本的な違和感はこのあたりにもあります。
 著者本人の圧倒的に裕福でオシャレな感じも(き〜悔しい〜!)、「輝きミセス」(なんじゃそりゃ)っつーのも、どうにもこうにも著作のコンセプトからずれちゃってる感じがする今日この頃。

 しかし、グぐると、すごい人気なのね・・・この人。

 そういえば昔の「栄養と料理」には「21時からの晩ご飯」という特集がありましたなあ・・・さすが女子栄養大出版。

 

かもめ食堂

2006年6月12日
 世の中はワールドカップで盛り上がっているらしい。会社でも5日間の弾丸ツアーでオーストラリア戦を観戦に行っているヒトもいます。

 で、サッカーに全く興味のない自分は思い立って映画を観に行きました。

 「かもめ食堂」、とにかく気持ちいい映画でした。
 
 フィンランドのヘルシンキにオープンした「かもめ食堂」。日本料理屋さんですが、「スシ」でも「スキヤキ」でもなく、メインは日本のソウルフード「梅・鮭・おかかのおにぎり」です。
 お客さんはまだゼロだけど、店主の日本人女性・サチエさんは「まじめにやっていればなんとかなります。」と意に介しません。ひとりで食器をピカピカに磨き、夕方にはプールで泳ぎ、翌朝はまた市場で仕入れして店を開ける、そんな毎日。
 いろいろな事情を抱えた人たちとの出会いのなかで、「かもめ食堂」にはお客さんが少しずつ集まりはじめます。

 丁寧に丁寧に料理するサチエさん、彼女の人との距離のとり方が素晴らしい。「野暮なことは聞かない」でも「自分の大事にするものは守る」「他人の生き方をあるがまま受け止める」大人の女性の力強く、美しい生き方です。
 マダム小林の魅力が堪能できます。あの存在感と凛とした佇まいがサチエさんにピタリ。

 もたいさんの指が美しいなあ。こまかな表情とか、さすが。もたいさんのアップ、最高です。マリメッコがよくお似合いでした。

 で、はいりさん。サチエさんの「おにぎり」の思い出話を聞きながら涙ぐむ表情がとにかくいい!たまらん!舞台では個性爆発のはいりさんですが、ぐぐっと押さえた芝居がいいです。

 「おにぎり」といえば青森・森のイスキアの佐藤初女さん。彼女のおにぎりを食べて生きる意欲を取り戻した人もいるというエピソードが有名です。初女さんは「お米が一粒一粒息ができるように」むすぶのだそう。

 「千と千尋の神隠し」でも、おにぎりが登場します。ハクが千尋のために持ってきてくれた塩むすび。飽食のあげく豚にされた両親とはなんとも対象的。

 ひとは食べないと生きていけない。食べてもらう相手のことを思うのは勿論、命をいただく食べ物にもていねいに、心をこめて接する。サチエさんの姿勢にも同じことを感じます。

 ああ、いい映画だった。 

ピンクのお鍋。

2006年6月8日
 もう20年お勤めの、ピンクの18センチの両手鍋。ぺらんぺらんの安物だけど、なぜかずっと使い続けて来ました。もうはげはげです。その引退試合は月曜日に雨男との夕餉に作った「ジャガイモと鶏のローズマリー風味」。美味しくできました。

 ピンクの鍋。今使ってるおタマも柄がピンクだなあ。これも20年ものです。なにしろ田舎モンですからね、「可愛い=ピンク」だったのね。上京して買った冷蔵庫もピンクだったわ。

 そうそう、当時売り出されて飛びついたコレールの器もなんとなく持ち続けてました。あっという間に学食・ゲレ食の器になりました。

 友人の結婚式の引き出物のウェッジウッドのプレート。ウエッジウッドだってだけで持ち続けてました。

 自分の結婚準備で買ったノリタケのカラトリー。これ金と銀のコンビですよ。我ながらセンスのかけらもない感じ。
 
 そのほか登場しないお皿達も、本日思い切って全て処分。ああ、すっきりした。

 で、届いたのはストウブのピコ・ココット18センチ。色はノワール。今はカラフルな道具はあまり好まないので。(ピンクの反動か?)

 何日も何日もル・クルーゼと悩んで、結局こっちにしました。

 可愛め・甘めなデザインのル・クルーゼよりも、すきっとしたデザインのストウブの勝利です。そしてまずは日常使いの18センチ、なので敢えて「重い」鍋を選んでみました。(同じサイズでル・クルーゼより結構重いんです・・・20センチで比較すると1キロ近く重い!)
 次に22センチ以上の大きい鍋を買うときは、おそらく軽いほうを選ぶと思うので。

 ちなみにポール・ボキューズ推薦というのが、果てしなく気恥ずかしいのですが。(レシピもついてた)「陳さんの中華鍋」とか「六三郎の・・・・」とか「三国シェフの・・・」みたいなね。業務用のシンプルさが魅力な反面、この売り出し方はどうかなあ。

 私なりにがっちり使いこなしたいと思います。

 ピンクのお鍋、本当に長い間ありがとうね。

 

減税だったのか。

2006年6月7日
 ことしもやってきました、固定資産税・都市計画税の納税通知書。

 ・・・・んん?なんか高くない!いや、高いって。

 そうです。新築住宅の軽減措置が昨年度にて終わったのでした。H14年新築なので、めでたく3年度分満了です。

 小規模宅地の都市計画税減免、固定資産税の減額継続の恩恵は受けていますが・・・いやはや、アタマでわかっているのと、自分のものとして実際に通知書見るのとではエライちがいますね。ああ、驚いた。

 その程度の軽減措置なんて焼け石に水じゃん、と思っていたことを撤回します。

 でも、買う前はみんな絶対そう感じてるってば。金利感覚だってそうだけど、マヒしてるというか・・・これって言い訳か。反省。

ごっちゃ。

2006年6月6日
 裕木奈江と横山知枝、今日の今日までごちゃごちゃになってました。

 「やまだかつてないwink」のさっちん、私のなかでは完全「裕木奈江」にすりかわってましたよ・・・とほほ。

 で、今更ですが、なんで国費で留学できたのか果てしなく疑問。しかも何故ギリシャ!

 ニナガワさん、次の悲劇では是非使ってあげてください。

 
 オフィスの地下がスーパー。買い物して、えっちらおっちら帰ることもしばしば。ここは全体に質が高いですが、中でも魚がいいんです。たまにランチにお寿司を買ったりしますが、これがどうして、なかなか美味しい。

 今日は早くあがったので、ここでお買い物。

 家族連れで賑わうなか、和食のレシピ本を片手に、真剣に食材を探す女の子。あらあら、面倒くさがらずに買い物メモくらいとりましょうよ。初心者はそうやってアタマを整理しないと買い物から失敗するよ・・・と、思いつつもなんとも微笑ましい姿。

 日曜だし、きっと誰かに食べてもらおうと思って頑張っているのか、その前の予行演習なのか。

 それってとても大事な気持ちだから忘れないで欲しいな。でも「てきとー」はダメだよ、若者よ。「勘」と「てきとー」は全く別物。

 そもそも「料理は愛情!」はウソ。料理下手の主な原因は「てきとーに」やってるからです。料理は間違いなく「技術」です。科学的に考えて観察する力が必要な「技術」。

 だって、家族に愛情を注いで何十年も主婦やってても、ごはんがまずい人は沢山いるでしょ。うちの母もそっち。そもそも料理に関心がないから仕方ないんだけど。

 美味しく食べてもらいたい(自分も食べたい)、という気持ちは技術でしか示せません。愛を持ってがんばれ、女の子。
 夏みたいな気温。さらに蒸し暑い街、渋谷に映画を観にいく。

 天使モノでモノクロ、とくれば最愛の「ベルリン・天使の詩」ですが、さて、このモチーフがどう料理されているのか。しかもリュック・ベッソンの新作です。

 だめだめで全くさえない男、アンドレ。借金で行き詰まり身投げしようしとした時に出会う絶世の美女アンジェラ。しかし彼女のほうがセーヌ川に先に飛び込んでしまう。

 彼女はアンドレを救うために降りて来た天使。「Angel-A」は天使のコードネーム。

 ラストに結構派手な、「ベッソン調」の仕掛け。ストーリーは凡庸とも思えるけど、なんだろうこのじんわりとした幸福感。ああ〜いい映画だあ。ぐっと胸に刺さる台詞も素敵。もっと話題になってもいいのに、がらがらの館内。残念。

 パリの橋の美しさが際立つ。

 ここは世界一美しい街、という台詞がでてきます。フランス人にしか、あの力強くかつ繊細な街並みの美を映像で引き出すことはできないのかもしれません。

 リュック・ベッソン曰く、「この映画はモノクロームではなくて白黒」だそう。モノクロームは単色だけど、白と黒で描いたと。全編美しい映像。過去の作品のデコラな感じも好きだけど、これはそぎ落とされた光と影の映像美です。
 
 アンジェラ役のスーパーモデル・リー・ラスムッセンはデンマーク人で、オファーを受けた時フランス語が全く喋れなかったそうな。ええ〜どうみてもパリの女神だけど。

 自分を愛せなければ人を愛せない。自分にむかって正面から愛していると言えるか。・・・うう、泣ける。

 観るべし!

 

曲げわっぱ

2006年5月27日
 ずっと欲しかった大館の「曲げわっぱ」のお弁当箱が届く。びっくりするほど軽い。そしてほんのりとあたたかい手触り。まさに工芸品。思い切って買って良かった。

 で、先日この「曲げわっぱ」を買ったんだという話を職場の後輩にしたら、「高いですね〜!!もっといいお金の遣い方がありますよ〜」と笑われました。

 う〜ん。完璧に価値観の相違ですね。

 彼女はジーンズ一本、靴一足に3万円以上出しても全然平気と思っているおしゃれさんだけど、お弁当箱に5000円以上は出せない訳だ。

 私は、サンダルに3万以上出すのはものすごく勇気がいるけどなあ。

シードル

2006年5月25日
 ブルターニュの特産品でもあります。りんごの微発泡酒「シードル」(Cidre)

 先月のパリ旅行では、モンパルナス駅近くのクレープリーがずらりと並ぶ通り、rue du Montparnasseの人気店「Creperie le Petit Josselin」でガレットとシードルでランチをしました。要はそば粉のクレープですが、ぱりっと焼き上がっていて、香ばしくて、今まで食べたガレット、あれは一体なんだったんだと思う経験でした。
 シードルも案外甘くなくて、ガレットとも好相性。明るいランチタイムにぴったり。

 今日は寄り道したワインショップで、シードル発見。思わず購入です。

 

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