10日間の長期休暇、いよいよカウントダウン開始。

　ゼネストさえ回避できれば！と祈る日々でございます。私を無事にモン・サン・ミッシェルにたどり着かせて欲しい・・・なむなむ。
　ほんとに公私共に今年に入ってから調子良いことがひとつもない。次から次へとよくない知らせばかり。ラッキーの神様に完全に見放されている。FP受かったのが唯一報われたことだけど、でもこれは去年の積み重ねの結果だしな・・・。

　かなりへこんでいるところに、パリで待ち合わせる予定の雨男から「トラブルどんとこい」とメールが来る。とてもウレシイ。

　午前中仕事、午後会社を抜けて、昨日に引き続き、友人の葬儀の受付に立つ。

　開式の直前に、ダンナさまから渡された2枚のDVD。これは私が最後にお見舞いに行ったときに選んで買って行ったもの。

　彼女に「貸しただけ」なのだ。返してもらうために。

　「え〜貸してくれるだけなわけ〜」と笑ってくれた。

　「オペラ座の怪人」と「ラブ・アクチュアリー」。「オペラ座・・・」は彼女が四季ファンでもあったので。あの時、これは映画館で2回観た！って言ってたな・・・私は3回観たぞ。

　私が無造作に渡したショップの袋に入ったまま帰ってきたDVD。2枚とも開封されてた。抱きしめて不覚にも受付で泣く。

　

　闘病中だった親友の訃報。

　午前中息つくヒマもなく働いていたので、彼女のダンナさまからの連絡を受けることができたのはもう午後。・・・本当なら真っ先に病院に駆けつけたかった・・・働いてる場合じゃなかったよ・・・棺に入る前に会いたかった。職場も自宅も、あなたの入院先のすぐ近くにいるのだから、それができたはず。ごめんね、遅くなって。

　彼女は入社同期だったので、在籍する同期連中に連絡したり、ばたばたとしたけど、そのへんがちょっと記憶がとんでいる。上司への報告もそこそこに、というか今思えば報告してないも同然。勝手に早退。

　無宗教のお別れ会なので、今日は「前夜式」

　最期は苦しまずに安らかだったとうかがって、ちょっと救われた。病気が病気だけに、苦しかったのではないかと心が痛かった。お顔はとてもきれいだったけど、戦いの激しさは隠し切れない。ほんと、よく頑張った。

　まだ実感がない。他人のお別れをしたような感覚でしかない。

　大きく後悔していることがある。

　隔離治療で面会できなくなる直前にほんの数分だけ彼女に会えた。そのときに、今日は絶対握手をしよう、と思っていたのに、検査の呼び出しの慌しさにまぎれて、できなかった。ぎゅっと触れてあげたかったな。ナースステーションまで付き添って、手を振ってバイバイしたのが最後だった。

　明日の「葬儀式」にも勿論お手伝いに行く。

　仕事？そんなん、誰かが埋めてくれる。不義理だった友人が今できることを全うするのみ。

　

新国立劇場「十二夜　TWELFTH NIGHT」
19時開演　A列14番　照れるほどの距離感。

　久々の芝居・・・わくわく。

「子供のためのシェイクスピア・カンパニー」が手がける「十二夜」。本家「子供のための・・・」との住み分けは結構曖昧な感じ。イエローヘルメッツも登場。でも幕前の照明使いがクールで大人風味。

　相変わらず安定感・安心感は群を抜いています。どうしたって見逃せないカンパニーのひとつ。大満足。

　帰京してきたイタリア人（日本人だけど）と新宿・希須林で遅めのディナー。青山のお店に行ってから久しいけど、少人数でもちょっといい居酒屋的に気軽に楽しめる雰囲気は健在か。

　

　東京と出雲を結ぶ寝台特急「出雲」。今まで何度乗ったかわかりません。でも18日のダイヤ改正で廃止。

　勿論大学受験にも「出雲」で上京しました。在学中は本当にお世話になったものです。もっともっと昔の、小学生の頃は食堂車も連結されていて、そこで食べるゴハンにどきどきしたものです。
　
　新幹線で岡山経由して伯備線の特急で帰るというルートもあるけど、「出雲」の旅情たっぷりの風情が大好きでした。（飛行機は高くて乗れなかった）

　そういえば、小学校の課外授業で「ブルートレイン」をテーマにしたことがありました・・・で、発表資料用にそのグループでのどかな田園風景をバックに疾走する「出雲」を撮影。現像した写真の一枚に、列車にダブるように写りこむネクタイ姿の首のない上半身の姿・・・どーみても心霊写真。あれは怖かった！（ちなみにその数日前に本当に出雲号の車内で会社員の首吊り自殺があったのです・・・絶対本物だ）
　
　当時電化されてなかった（おまけに単線）山陰本線。出雲から京都までの牽引機は赤いディーゼル車両。深夜の京都駅で、がしゃん・・とブルートレインに連結しなおされます。京都と聞いて私が真っ先に浮かべるイメージは、あの深夜の連結作業。
　
　思い出深い乗り物がまたひとつ消えます。

　
　

　雨男に合格祝いをしてもらう。恵比寿のイタリアン「DELIZIOSO ITALIA」。残業帰りのお疲れ様ビールをごくごく。その後お祝いモードで、ロゼのスプマンテ。ピンクで可愛くて、うれしい。

　レモンがさわやかなリゾットが印象的。

すっかり酔っ払って帰宅。FPの合格証が届いていた。結果は学科49点／60点、実技73点／100点。実技が案外と取れていました。もっと合格ラインぎりぎりかと思った・・・部分点なんだと思います。

　モン・サン・ミッシェルへのTGVを予約。MontparnasseからRennesまでTGV、RennesからMSMまでは路線バス。バスも通しで購入できる様です。

　フランス国鉄のサイトから予約購入。プリントアウトできるPrem’sが便利。TGVには早割制度があって、今回購入できたのは往路37ユーロ復路25ユーロ。定価は50.2ユーロですから、かなりお得です・・・日本の新幹線もああいう商品が出ればいいのにね。

　印刷したチケットをよーく見ると、地模様が自分の名前・乗車日で感激。

　来月のフランス旅行、ついに憧れのモン・サン・ミッシェルに行ってきます。しかも大潮の翌日・・・海に囲まれるモン・サン・ミッシェル！ああ、楽しみです。パリから日帰りもできますが、それでは勿体ないので、島内に1泊。

　アップルワールドから「Hotel Les Terrasses Poulard」を予約。即回答。

　夜の顔、朝の顔が見られるなんて、どきどきします。

　FP2級、無事合格。ああ、ほっとした・・・。

　4時起きで雨男のお供。でも結局一日中、生憎の雨模様。ほんと、真性の雨男・・・というか、私との組み合わせの問題かしらね。

　好きなことをしている好きなひとのそばにいることは、本当に幸せなことです。

　

　死ぬ気になればなんでもできる。といいますが、死に直面していたり、死にたい気分になってるときにはやる気なんかでませんがな。

　でも、あんまりにも悲しかったり苦しかったりするなら、最後は死んじゃえばいいんだ、っていう選択肢を持って生きることは案外大事なんだと思う。そこからちょっと立ち上がれる。

　自分の命の使い方は自分で決める。あと何年かは分からないけど、悔いのない日々であるように。

　トリノ五輪に触れた小林高鹿さんのblogにこのフレーズが。

　「高山植物がきれいなのは、虫が少ない場所でいかに種を残すかが問題だからだ。」

　私も自分の幸せのために戦うことに決めました。

　敵は案外実態がなくて、失う恐怖が作り出した幻影だったりする。結局のところ、自分との戦いってこと。

　やっかいなのは、「結局誰にも必要とされない」という思い込み。これに支配されかけていました。危なかった。

　自分の一番大事にしたい幸せのために戦おう。
　花は自分のために咲く。

　おなかもこわさず大きなアクシデントもなく、早朝無事帰国。
　
　当たり前だけどバンコクは暑かった・・・そして想像以上の排気ガスとやたら歩きにくい歩道。「タイは若いうちに行け」というのもちょっと別なところで頷けるかも。
　一日目は色んな意味で結構ヘビーだな〜と思ってなんだかシュリンクしていたけど、どんどん魅力の増すなんとも不思議な街でした。

　スイカも美味しいけど、やはりマンゴー。年中あるようだけど、今は「はしり」なのかな。スーパーでもドリアンと同等に堂々の別格扱い。お値段もちょっと高いし。　

　で、「カオニャオ・マンムアン」。

　ココナッツミルクでもち米を炊いて、その甘いもち米にココナツミルクをかけて、完熟したマンゴーを添えるデザート。これが美味しい。
　実際に食べるまではこの組み合わせが「え〜それって・・・」って感じでした・・・が、しかし！もち米の甘くてこってりとした食感と、つるんとしていて爽やかなマンゴー・・・もううっとりです。程よい塩っけを感じるのはココナッツミルクの隠し味なのでしょうか・・・これがまた絶妙。
　スーパーではマンゴーのワゴンに、炊いたもち米とココナツミルクがパックになって一緒に売られていました。

　詳細はサイトにアップしま・・・ああ、まだ石垣編が完成していません。公開は一体いつになるやら・・・。

　出国審査場で必要以上にでっかい声で「昨晩の戦果」を報告しあうギタギタしたおっちゃん連中（たいてい3人か4人連れ）が目立つことといったら・・・。お遊びはともかく、その油っぽい存在自体がたまらん・・・激しく胸焼け。　　

　朝5:30です。暑くて辛い国に行ってきます。

　目標→一日一マッサージ！

　えー、とりあえず愛用のマンダリーナ・ダックのキャリーバックを出して、デジカメのバッテリー充電して、水着出して、パスポートを確認。現金のお小遣いは日経さげさげの今日この頃、2万円ほどで。

　明日の夜にSQのオンラインチェックインしたら、ちゃんと早起きして成田に行くだけ。

　・・・え、着る物その他、ですか？一週間程度の旅なら、そんなの直前ですよ、直前。前々からあれこれ考えてしまうと、パッキンしなおしてあたふたするのがオチ。

　

　週末には出発というのに、ようやくタイ語CD教本を聞き始める。さて3日漬けでさらっと挨拶ができるようになるか？いやいやマイペンラーイ。

　タイ語、音感が魅力的。肉感的というか、音楽みたい。フランス語ほど遠い感じもしない。ちょっとはまりそうな予感。

　そういえばあの大津波の後、プーケットでは土産物屋で富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏Tシャツ」が売られていたらしい・・・（大波に翻弄される小船と富士山のあれね）いやあ、タイ人恐るべし。

　いよいよ楽しみになってきました。

　

　欲しいな、欲しいなと思いつつ結局買ってなかった世界地図を購入。1000円しないくらい。もっと早く買えばよかったのだけどね、なんとなく買わずにきてしまいました。

　地図、大好き。時間を忘れます。飛行機でも映画はあまり観ないで、マップ画面ばっかりじーっと見てます。
　
　フランス、広いなあ。さて、どこに行こう。

　羽田に雨男をお迎えに行く。

　空港、大好き。フライトインフォメーションの電光掲示板をみてるだけでもう大興奮。いろんな人がいろんな事情で行きかうあの雰囲気。

　ちなみに、駅も好き。新幹線も好き。
　要するに乗り物大好きなのですね。

　4月のパリ往復のエアを一緒に予約する。うれしい。とは言っても彼はシャモニーでスキー三昧。私はルーブルとモン・サン・ミシェルというてんでばらばらな行程。でもお互いやりたいことやって、楽しい報告がパリでできればさらに楽しい滞在になることでしょう。

　ああ、芝居観てないなあ・・・タイでリフレッシュしたら、またがつがつと楽しいものを探す毎日にしよう。

　この四半期はひとりで泥水を飲む、と決めてやっと半分。組織から信頼されているんだわんわん。それだけで頑張り続けるのは我ながらまるっきりイヌ。

　だれでもイヌになれる訳じゃない。これだって才能のうち。

　でもなあ、このリリーフはちょっとむなしいなあ、と思う気持ちにはがっちりとふた。

　仕事のことは仕事でしか決着はつけられない。

　明日も張り切って右往左往しよう。

　

　バンコクのホテル決定。最後までコンラッドと悩んで、交通の便がいいウェスティン・グランド・スクンビットに決定。

　旅先のホテルは決めてから出発するのが自分のスタイル。ちんたらする時間の少ない社会人旅行だから仕方ない。空港からさっさと移動して、ぱっとチェックインして荷物置いたら次のモーションに移れることが最優先。ことホテルは安全と快適を買う気持ちで。

　エアもホテルも確保。あとは行くだけ。スイカジュース飲んで、カオマンガーイ食べるぞ。で、プールでまったり。

　で、気持ちは4月のフランスへ。なんと入社以来初の10日間の休み。ブラボー！
　
　南仏も魅力的だけど、なにはなくてもモン・サン・ミッシェルです。静謐な朝焼けの風景も見たいから1泊はしたい・・・名物になんとやら、だけどオムレツだって食べたい。

　さ、お仕事頑張るぞ。