日本武道館2Fスタンド東P26列。ステージ上手から見下ろす感じ。めずらしく全方向に客席。

 ご存知マッキー。今回はなんとフルオーケストラを引き連れてのスペシャルライブ。コーラス隊も登場の豪華版・・・でもこれなら武道館じゃないほうがよかったかもだ。国際フォーラムとかね。
 マッキーは燕尾服で登場。なんだかミッキーマウスっぽくて笑う。

 アンコールの「君の名前を呼んだ後に」が圧巻。

 終演後、掲示されたセットリストにわらわらと人が群がり、例外なく携帯で写真撮ってた・・・なんかあの光景は異様。いや、セットリストどうこうではなく、闇夜に浮かびあがる無数の液晶画面がね。

ZEST

2004年6月29日
 恵比寿のZEST。深夜午前1時の入店。平日とあって、閑散としているのがダルくてまたよろしい。それまでの数時間、ずっとビールばっかり飲んでいたので、ここでサーフライダー飲んで落ち着いた後は、ハバナ7年をロックで。
 
 ここは、個人的にちょっとした思い出の店なのだ。みんなで夜中に飲みに来て、とても気になる人とお話できたという、まあ、その程度。それをきっかけに・・・ということは全くなく、ただ会話しただけ。ホントに、ほんのちょっとした思い出。本人は覚えてさえないだろう。でも、そういうちょっとした思い出って大事だ。感謝したくなる。

緩木堂

2004年6月27日
 2軒目は本当にひさしぶりに青山のBar緩木堂へ。若かりし頃は結構通った思い出深い店のひとつ。分厚いカクテルメニューも、気恥ずかしくなるようなオリジナルカクテルも健在。本格的なバーとして紹介されることが多い。確かに20代前半の頃はそう思ってちょっと気合はいってりしてたけど、今となってはごくごく普通の、気軽に利用できる店。
 
 昔はカウンター脇の花は生花だったように思うけど、思いっきり造花だった・・・。

 なんだか酔えず、飲み足りず。3軒目は渋谷のありきたりの居酒屋でビールからやり直すのだった・・・帰宅午前4時。泥酔。
 スキマスイッチ、待望の1stアルバム購入。いやあ、いいわ〜。シンプルなんだけど、音が厚いというか。非常に好み。

 浜田真理子は、なんと故郷島根の歌姫。恥ずかしながら全く知りませんでした。先日偶然J-waveのネットラジオで聴いて、即「美音堂」の通販でCD購入。豊かな才能にあふれる、じんわりくる歌声に泣く。また、歌詞が泣かせる・・・かなり大人の歌だ。
 嫁島の夕陽を思い出させる、さみしくもあたたか、そしておおらかさ。ライブ音源で感じる不安定さも魅力と言い切ってしまおう。地元ひいきもあるけど、今後に期待、期待。
 暑い暑い。
 マンションの固定資産税をばーんと支払う。(と、いってもたかだか40平米。たいした額ではない)
 下北沢のmarusanでランチにしようかと思ったけど、生憎の定休日。で、その近くのcafe「karate chop」。ベトナム・カフェを名乗る通り、細長く狭い店内はベトナム買い付けの家具その他で一杯。狭いけど、窮屈という訳ではない。10席ほどのスペースは13時過ぎだったせいもあり、かなりのまったりなアジアンタイム。
 ランチのベトナムカレーは海老・野菜・チキンの選択肢。迷わず野菜をチョイス。すかさずビール、定番「333」。カレーはでっかいメークインと茄子・南瓜・ブロッコリーの具に、ココナッツミルクたっぷりのイエローカレー。ご飯がタイ米じゃないのが残念。もっとスパイスのコクがあってもいいかな、とも思うけど、現地のcafeのレシピを忠実に再現しているらしい。なかなかいい感じ。ランチはミルクゼリーとお茶が付く。

 本多劇場 14時開演 G列20番上手寄り
平均年齢、非常に高い。本多か?ここは??と思うくらい。茂山家ファンらしき若い女性もぱらぱら。客席8割程度の入りか。

 e+の得チケで数日前に購入。4500円が2800円+手数料500円と格安。狂「梟」と、その「梟」にインスパイアされたという竹内銃一郎の新作「BIRD☆SHIT」の2部構成。

狂「梟」 法印 茂山正邦 兄 茂山宗彦 弟 茂山逸平
 
 茸同様、梟がとりつくお話。軽快でスピーディな流れなのはお家柄か?逸平君の高音で響く声はなかなか。といっても鳴き声だけだけど。

「BIRD☆SHIT」
 
 70分少々の小品。こっちを先に観たかったかなあ。茂山さんちはそつなくこなしていたけど、「コンピューターウィルスに侵されたK」という面白いモティーフが置き去りに思える。「梟」の不条理で、ホラーめいたイメージに同調させているのだろうけど、相乗効果を狙うにはちょっと弱いか。
 

浪人街

2004年6月22日
 青山劇場 L列10番 下手寄り中ほどで仮花道を見渡せる良席。楽前の場内は超満員。8割女性。有名人多数ご来場。

 非常に相性の悪いマキノノゾミ演出。やっぱりやってくれました。殺陣が見所とはいうものの、それまでのながーいゆるゆるな感じがたまりません。小劇場的小ネタの数々も、うれしいような、なにもここでそれはないでしょ、というか・・・。
 お金かければクオリティが高いかってーと、全くそんなことはないという見本みたいな舞台。役者は熱演してるのにねえ。勿体無い。
 個々の関係性が希薄で、いまひとつキャラが浮き上がらない。美味しい伏線はあちこちにちりばめられているのに、それっきりって感じ。 

 堀尾美術も、今回はなんだかなあ、要所要所はいいんだけど、もうひとつ展開に工夫が欲しい。大味。
 
 休憩20分含む3時間を飽きさせないのは、やはり魅力ある役者の力量。鳴り物入りのラストの20分にわたる殺陣はたしかに見ごたえあり。特に伊原さんの殺陣が残心すら感じさせる凄みのあるもの。居合いだから、ちょっとでも相手と間ができると刀を鞘に収めるのが新鮮。それがまたセクシー。
 ・・・が、全体にいまひとつ単調。なんていうか、役者の見せ場を作りたいのはわかるんだけど・・・。こういうのをエンターテイメントとしてきっちり魅せる新感線なんかと比較しちゃうと、なおさらか。

 獅堂さん、殺陣はさすがに美しいキレのある動き。でもパターン化したキャラ設定と芝居。え?捨助か?と思うこしばしば。これを「やっぱうまいね〜シドウさん(はあと)」みたいに言う婦女子の多いこと多いこと・・。
 唐沢くん・・・なぜか「くん」だ。色気があっていいんだけど、どーも「三谷テイスト」な小芝居が見え隠れ。そこがいいのかもしれないけど、どうしても軽快すぎて。影のある、もっと濃い芝居が観たかった。
 
 ま、そうはいっても舞台の熱気はたいしたもの。カーテンコールは総立ちのスタオベ。まあ、あの派手な殺陣の直後だからね。当然私も立ちましたよ。そして拍手拍手。スパイダーマン獅堂登場。場内は興奮のるつぼ。
 唐沢節炸裂。「今日は楽日みたい。なにか違ってた」とのこと。確かに、舞台と客席の一体感を感じ。

 それから、隣の3人組、開演前と休憩にゴマせんべいばりばり食べるのやめれ。くさいから。あと、極端に笑いすぎ。ああ、またグチになってしまった・・・。
 
 

AQUA

2004年6月21日
カレッタ汐留46階。アジアン・キュイジーヌのレストラン。水とキャンドルが効果的に使われた、いかにもおデートスポット。(酔っ払うと水にはまる可能性大)予約なしで21時頃に入店。当然窓際は空いていないものの、すんなり着席。雨上がりでけむった夜景もなかなかのもの。何故か白人率高し。
 料理は「アジアンテイスト風」。非常にうすっぺらく、かなりがっかり。素材は悪くないのにねえ。しかも結構いいお値段。
 いただいたのは、前菜のプレート、海老のすり身ラクサソース、さわらの焼き物(ピーナツバターと味噌味のソース)、トムヤムクンスープのフォー。どれもこれも半端な感じ。夜景とインテリアがなければ意味の全くない食空間と断言しちゃうもんね、この際。接客は悪くないし、雰囲気もいいのに肝心のお料理が平均点以下だと、リピートはなしか。よく晴れた日のランチやサンセットにあわせて、軽く飲みに来るのにはいいかも。

 河岸を変えて、恵比寿の松下。ダークラムのおすすめで完全にノックアウトな今宵。
 

スパイウェア

2004年6月17日
 なんだか、どっかでひろってきたみたい。今回は思いのほかしつこい奴で、ちょっと苦労。それなりに対策してたつもりなんだけどなあ〜。とはいえ、結局システムの復元であっけなく修復。

 
本多劇場 14:00開演 D列19番 空席目立つ

 リングのような舞台の周囲を樋が走り、いかにも地下っぽい暗く、湿った雰囲気。鐘下作品再演、初演は未見。

 昨日の「海猿」に引き続き、がちがちの男の世界。あっちが「軟」ならこっちは「硬」。でも思いっきり脱ぐところは共通・・・昨日といい今日といい、たくさんかっこいいおしりを拝むことができました・・・当然関さんにくぎづけの自分。

 言葉が力と意味を失った日本に暴力で訴えんとする「戦争委員会」の募集に集まった「人を殺してみたい」フツーの人と、プロの傭兵の物語。
 鐘下作品の暗さと狂気は演出によってやや押さえられた感あり。とはいえ、ひやひやするヤバイ台詞多数。暴力のスイッチは誰もが握っている、という怖さ。そして状況に任せ、流されるようそのスイッチを押してしまう悲しさと「自己責任」論。かみくだいた表現ながら、突きつけられるものは大きい。

 しかし、どうしても先日のガジラの強烈なメッセージと比較してしまう。あの苦しいほどの圧迫感がまだ心の残っているので。
「敵はだれか」という問いかけが後半ややあいまいになったのが残念。
 関さん、立身出世解散後の初舞台。ちょいやくざなフツーの人を熱演。相変わらずセクシーで素敵なんだけども、やや型にはまりすぎ?
 保村さん、いまだにパンフに「元ピスタチオの看板俳優」とか書かれて、それってどうなんだろう・・・。しかし身体能力の高い、切れのよい芝居ぶりは健在。ああ、それにしても、時のながれとは・・・(以下自粛)

海猿

2004年6月15日
 真夏日の渋谷で観てきました。最近滅多に映画館に足を運ばない自分。ちなみにこないだ映画館で見たのはなんと「陰陽師?」だ。実はかなりの伊藤英明ファンなのか?そうなのか?自分。
 ここ2週間芝居切れだし、気持ちがちょっとお疲れモードなので、単純にかっこいい画を観たかったのさ。ふん。ほっといてくれ。「トロイ」もよかったんだけど疲れそうだし、「せかちゅー」で切なくなる気分ではなかったのよ。

 さて、映画そのものは、ま、そんなもん。でも伊藤君は鍛え抜かれてて単純にかっこいいし、訓練生達がかなりいい味。2時間決して退屈はしない。よく「DVDで十分」という表現があるけど、こういう映画は迫力不足で逆に退屈すると思う。そこそこの出来の映画だからこそ映画館で観なくては。
 この映画ですごいのは海上保安庁の強力なバックアップ。あれだけの撮影協力をするなんて、ちょっと今まででは考えられないのでは。
 
 加藤あいちゃんはとにかく可愛い・・・でもキャラ不足。まあ、恋愛ネタもいれないとな、ってことだろうけど、もっともっとハードな描き方でもよかったと思う。
 
 田中哲司さん、もともとたくましい方だけど、舞台以上にマッチョに見えた。役作りだろうか。ぱっとみわかんなかったよ。

 何に驚いたって、ヨーロッパ企画の瀬戸中さんがいきなり登場してかなり驚いた。こないだ「新撰組!」で顔田顔彦がクレジットされてた時と同じ位の衝撃だったぞ。

 
 

 
  
 

万之丞師、逝く

2004年6月11日
 驚きました。まだ44歳の若さで。夏の怪談狂言、注目していたのに。ご病気とは全く知りませんでした。ほがらかで、健康的な印象を持っていたのでなおさら驚きです。来年の八世野村万蔵襲名を前にしてこの悲報。謹んでご冥福をお祈りします。
 
 萬師、奥様に続いてのこの突然のご不幸・・・言葉もありません。

モンスーンカフェ

2004年6月10日
 恵比寿で気軽にエスニックな気持ち、となるとここが当たり外れなくて好き。マングローブカフェも捨てがたいが。どちらもディープさは微塵もないけどな。
 
 で、いつものゴイクン・セビーチェ・海老パンの3点セット。泡盛なんぞを飲んでみる。

 ・・・なんだろなあ、言いたいこと、聞きたいことが一杯ありすぎて言葉にならんという感じだな、最近の自分は。真相真意は聞きたくないってところか。こころにサーモスタットというか、リミッターがしっかり付いている。自分にしては珍しいことだ。
 
 覗き込む海底には微妙な不安感とか焦燥感が波打っていて、寄せては引く。

ベルギービール

2004年6月9日
 旅行以来、すっかりはまっているベルギー・ビール。髪切ったあとにふらっと恵比寿三越に寄ったら、やってるじゃないですか、小西酒造プレゼンツのベルギー・ビールフェア。といってもレフ、デュベル、ヒューガルデン(ホワイトと禁断の果実)、ベルビュー(クリークとフランボワーズ)といったメジャーどころが並んでいただけだけど。
 うーん、当たり前だけど信濃屋より高い。でもレフ・ブロンドがある!ということで2本購入。大事に飲もう。グラスも一緒に売ってるところが、さすが小西さん。

 で、昨日買ったホワイトアスパラをつまみに、軽く冷やしたレフをゆっくり飲む。
 ホワイトアスパラは皮をむいて、レモン汁と塩を加えて5分くらいゆっくりゆでる。茹で上がりのあつあつに、レモンを絞って、塩・挽きたてのこしょう・オリーブオイル。うう、シンプルだけどうまい。

  

飲みました

2004年6月7日
 ちょっとした社内の飲み会に参加。いつもの店。
飲みました〜。ビール3杯にかなりのペースで焼酎水割り。
アスパラガス、美味しうございました。

 夏休みに恒例シンガポール行きを考えているが、マイレージのアワードをどう使うかで迷う。ビジネスクラス往復にするか、エコノミーセーバーで維持温存するか。
 なにもシンガポールじゃなくてもバリとかでもいいかも、なんて思い出したらきりがない。そろそろ決めないとな。

ヨンさま

2004年6月6日
 地上波になってから「冬のソナタ」をなんとなく見ている。吹き替えのだめさ加減に辟易しつつも、ついつい見てしまう。いまやTVをつけるのは「新撰組!」とこれくらいなもんだ。

 相変わらず複雑なストールの巻き方をするヨン様。ふわふわのヘアスタイルにめがね。最高です。世の中のオバサマが熱狂するのもわかります。はい。もう日本にああいう俳優はいないよな。みんな洗練されすぎて、自分に置き換えにくいもん。
 全編ゆるゆるを貫くストーリー。木を見て森を見ず、っていうか、もうヨン様さえ素敵ならどーでもいいって感じだろうか。「ぼくの言うとおりにしてください。いいですね。」なんて言われたらたまらん。
 
 それにしてもユジンよ。完全に二股だろーそれって。

オイディプス王

2004年6月2日
シアターコクーン A列21番

この芝居はセンターブロック中段以降で観る事をおすすめする。
前回に比較すると、全体の構成の美しさが判りにくい。
間近で観る細かな楽しみは勿論あるものの、やはりアテネを強く意識した構成になっている。覗き込む位が丁度よいのかも。

今回は舞が東儀さん。さすがに見栄えしますね。
衣装が黒なので、コロスが赤の衣装で舞う意味合いとは異なってくる感じ。「異国の人」が舞うイメージに重なる。祈り、というよりも「贖罪」のイメージ。

前回同様舞台には満足。が、しかしだ。

B列10番台後半のお嬢さん2名がカーテンコールをがんがんデジカメで撮影。多分録音か撮影もしていた模様。上演中微妙に機械音がしていたので、きっとやつらだ。
確かに、開演前+カーテンコールは撮影OK(黙認)という風潮の国はある。たとえばウェストエンドなんかだとそういう劇場もアリだろう。しかしここは日本だ、お嬢さん。
しかも萬斎師はそのあたりについてはウルサイというか、あちこちで「そーいうのは正直どうでしょう」と発言している訳で。
これだから萬斎ファンは・・とか言われちゃうんだよ。
ほんと、困ったもんだ。お願いしますよ。

あーしかし、こういうグチが多いな、自分。
と、ちょっと反省するふりをしてみたりして。

狐狸狐狸ばなし

2004年6月1日
本多劇場F列12番

写真美術館のcafeでベルギービール。ランビックのファロを頂く。ちょっと冷やしすぎ、そして1200円は高いだろ〜でも美味しかった。まったりとしたよい午後。
で、下北沢に向かうも、早く着きすぎて、人待ちがてらmarusanで
ヒューガルデンを飲む。ベルギー旅行以降、昼真っから飲むのに全く抵抗がない。
ああ、いい気分の休日。

この本をケラさんがどう料理するのか期待してました。
ええ、期待してましたとも。
うーん、どうなのかなあ。ちょっと遠慮が感じられます。
もっともっと踏み込んで欲しかったかも。

篠井さん、相変わらずいいですねえ。コミカルにも、シリアスにも。ああいう素直で攻撃的な女になりたい。
六角さん、うまい!うますぎる。
板尾さんの法印、もてても仕方ないよ、かっこいいもの。だめな感じがたまらん。

このテの箱には似合わぬ(失礼)センスのよい衣装。これには驚かされました。

夜お茶

2004年5月31日
 午後からちょっと体調が悪く、珍しく頭痛。早々にしごとを切り上げて帰って寝てた・・・はずだった。

 22時過ぎ。恵比寿のcafe・MANGROVEで夜お茶。っても飲んだのはサーフライダーだからアルコールだけど。ガムランの響くなかまったりしたいい時間を過ごす。こういうのもいいもんだ。

オイディプス王

2004年5月26日
シアターコクーン19時開演 1FN列22番

 場内満員御礼。客電はまるでアテネの日差しの様に、強く白い平行光風。野外劇場を強く意識した装置。って、アテネ行った事ないけど。

 萬斎オイディプス、語りかける手法を存分に生かした前半と、エネルギーを一気に開放する後半。血みどろになってからの、全く救いの様のない狂気が断然美しい。
 イオカステ、さすがの貫禄。強き妻と弱き母との立ち姿の違い。カーテンコールはトリプル。終始麻美さんの素晴らしさを堪能。
 
 固まると血だまりのような、散らばると血しぶきの様なコロスの衣装が印象的。とにかく二時間出ずっぱり、集中力の維持が必要な過酷な舞台。20人がひとつの塊でもありながら、その中に個々の出自や感情が見え隠れする、一種のリアルさに存分に酔う。
 
 オイディプスの凄惨な悲劇の報告者、その語りはギリシャ悲劇の定番とはいえ、どうしても、「さ〜あ扉が開くと目を潰したオイディプス王の登場です!では、どうぞ〜」な感じになってしまうのがいただけない。まあ、こっちも確かに登場を待ち構えている訳なんだが、あれってもう少しなんとかなんないのか。

帰国

2004年5月23日
 しょっぱなからフライトキャンセルではじまったベルギーへの旅。AF最終便なので、当然成田のホテル泊の翌日出発。
 そもそも、なんかやあな予感は前からしていて、この旅行やめろってことか?と思っていた時期もあったので、これか!って感じ。予定よりほぼ一日遅れて、22時過ぎになんとかブルージュまでたどり着く。

 ま、これも旅の醍醐味だ。トラブルが起きたとき、一人旅だと相手のご機嫌をうかがわなくてよくって、自己責任であらゆる判断ができるので気楽。へこむことはへこむけど、案外と平気なもんです。

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