佐野元春THE SUN TOUR 2004-2005
NHKホール 2階C17列10番

 近年の元春ライブの中で最高の夜。

 前半は踊りまくれる元春クラシック、休憩をはさんで後半は新譜「THE SUN」からの曲の二部構成。
 開演前から会場はものすごい熱気。まるでアンコールを求めるような拍手と歓声。さすがにツアーファイナルだ。

 白いスーツ姿で佐野さん登場。内に秘められた充実感がびしびしと伝わります。2階席まで一気に総立ち。
 「3世代にわたるオーディエンスが集まるロックコンサートは日本にはここ以外にはないんじゃないかな」とは佐野さんのMC。いつもそうだけれど、とっても若い子(第三世代の子供もね)から60代以上の方まで実に幅広い客層が、一体感を持って、でも思い思いに楽しむ素晴らしい雰囲気。

 2部は赤のスーツ。アンコールは例の白いシャツ。「ポケットにはいくつもの」。歌声も(最近のライブとしてはいつになく)のびやかで、不安を感じさせない力強さ。特に「太陽」は圧巻・・・あんなにいい歌だっただろうか。

 音響自体も素晴らしく、渋谷公会堂や武道館では決して味わえない美しい音に身をゆだねる幸福感に酔う。

 ダブルアンコールの「someday」では感極まって涙する佐野さん。もらい泣きと感動の涙でくちゃくちゃになりながら「20代には20代のいつかきっと、50代には50代のいつかきっとがあるんだ」という言葉を深く胸に刻み、自分の「30代のいつかきっと」を思う。

 これを佐野さんは25年も続けている。そしてこれからも。歳を重ねることは素敵だなと思える瞬間。歌って踊ってヒザはがくがくだけど、ちょっと強く生きていけそうな気持ちになった一夜。

 セットリスト
   ↓
BACK TO THE STREET
So Young
ハッピーマン
ヤァ!ソウルボーイ
ぼくは大人になった
また明日...
風の手のひらの上
99ブルース
インディビジュアリスト

<休憩10分>

月夜を往け
最後の1ピース
恵みの雨
希望
地図のない旅
観覧車の夜
君の魂大事な魂
明日を生きよう
DIG 
国のための準備 
太陽

<アンコール>

Bye-Bye Handy Love
アンジェリーナ
悲しきレイディオ〜メドレー〜 
SOMEDAY

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